上顎骨、下顎骨の成長を促す装置 |
顎顔面矯正治療法終了時 |
2つ以上当てはまれば、口呼吸かもしれません。
口呼吸をするお子さんは不正咬合の可能性があります!
凸凹の歯並びやかみ合わせの悪い状態を総称して不正咬合といいます。
受け口などの反対咬合も不正咬合のうちの一つです。
不正咬合の原因は多くありますが、口呼吸は意外と多い原因です。
アデノイド(咽頭扁桃)の肥大による気道の障害で出現する不正咬合については以前より言われていますが、「鼻閉による口呼吸」は(以前はあまり見られなかったせいか)さほど取り上げられていませんでした。しかしここ数年来、ご相談にみえる小学生のお子さんの多くに認められるようです。
「鼻づまり」や「扁桃腺肥大」、鼻閉やアデノイドの肥厚で気道が狭くなると、どうなるのでしょうか。人は呼吸をしなくては生きていけないので、鼻からの呼吸ができなければ自ずと口で呼吸をするようになります。口をぽかんと開けていることによって、わずかですがほっぺたからの内向きの圧力が強くなります。そのため上顎の歯列が側面から押され、先のとがった逆V字型になってしまいます。また、口呼吸をよりしやすくするために、舌の位置を無意識のうちに変えてしまいます。安静時においてもしゃべったり食べたりするときも、本来あるべき位置に舌がありません。舌の位置がどこに来るかで、様々な不正咬合が出現してくるのです。
子が親に似るのが遺伝です。顎や歯の形は遺伝しやすいので顔も似てきます。例えば親が著しい受け口ですと、子も同じく受け口になる可能性があります。
でも心配は要りません。その症状がはっきり現れるのは第二次成長期を迎える12歳以降のことですから、それ以前から対策を講じておけば不正は最小限に抑えることができます。早めに矯正歯科医にご相談ください。
乳幼児の指しゃぶりは正常な行動とされていますが、乳歯が生えそろってから永久歯が生えるまで長期にわたって指しゃぶりが続くと開咬という不正咬合になったり、時には上顎前突(上の前歯が押し出された状態)になったりします。
むし歯を放置すると痛みばかりでなく、かみ合わせもずれてきます。時には後から生える永久歯の形成不全や位置異常を招きます。
永久歯は前へ前へと動く習性があります。例えば6歳ころに生える第一大臼歯は前方の乳臼歯が崩壊したり脱落すると直ちに前方へ移動してしまうので、そこに生える永久歯の場所がなくなります。結果として凹凸の歯並びができるのです。八重歯はその代表例です。
乳歯から永久歯に交代するいわゆる混合歯列期は6歳頃から12歳頃までの数年間です。その間に永久歯の生える順序が乱れると歯列やかみ合わせの形成が妨げられ、不正咬合になります。
不正咬合になると次のようなデメリットがあります。
気がついたら早めに相談しましょう。